旧つゆらゆら

なんでもかんでも中途半端な中年が、何か残したいとはじめました

福岡市科学館【ティラノサウルス展】

福岡市科学館(福岡市中央区六本松4-2-1)で2022/9/172023/1/9の期間開催されているティラノサウルス展に行ってきました。

 

入場料は大人1300円。

 

展示スペースになっている企画展示室は他の企画で何度か入ったことがあったので広さは知っていたのですが、今回は仕切りがほとんどなく広々とスペースを使ってあったため、想像していた以上に骨格標本があってびっくり!!!こんなにあるとは!

 

大きな骨格には圧倒されたのですが、解説のパネルも豊富でとても見やすかったです。

ティラノサウルス展と謳っているだけあって、いろんな恐竜がいる中でのティラノサウルスの説明……ではなく、ティラノサウルスの系統ににフォーカスした、進化・雄雌・骨盤・脳……といったすごく細かいところまで解説してあって、見応えがありました。

 

なかでも個人的に興味をひかれたのは、ティラノサウルスの繁殖について。

 

なんと、ティラノサウルスの卵の化石ってまだ見つかっていないんだそうです!!

 

ジュウレンジャー世代のおばさんとしては、恐竜の卵からティラノサウルスの赤ちゃんが生まれるところは何度も見たシーンなので、ちょっと驚きでした。

それでも、種類の違い他の恐竜の卵の化石や巣穴の跡は見つかっているそうなので、同じように産卵、繁殖させていたのではと考えられているのだとか。

 

今後卵の化石が見つかったら大発見ですね!

今から楽しみです。

 

あとは、ティラノサウルスには羽毛が生えていたのかどうか。

近年の研究で、ティラノサウルス上科にも鳥類のような羽毛が生えていた痕跡が見つかっており、ティラノサウルスにも羽毛が生えていた可能性がみられていた……というところまでは知っていたのですが、部分的にウロコの発達した皮膚の化石も発見されているそうです。

種類によってはウロコの痕跡しか見つかっていない種もあるとか。

ですので、近年では羽毛は生えていたけれど進化の過程で失われていく傾向にあった、となっているそうです。

 

個人的にはジュウレンジャー世代なので(2回目)ティラノサウルスはウロコ肌のイメージだなぁ。

 

 

初めて知ることや、確かに!言われてみれば!という気付きが盛りだくさんの展示でした。

他の恐竜展とは視点がちょっと違うので、恐竜の常設展示がある科学館・博物館に行き慣れている方でも新たな発見がありそうです。

 

 

おまけに……

展示の最後に動いて吠えるティラノサウルス・レックスのロボットがあったのですが、あの、もうすごい迫力で。

大きい音が苦手なおばさんは、ちょっと怖かったです。

小さいお子さんを連れて行く場合はちょっと注意……かも。

鼻の穴まで動いてめっちゃリアル。

食われそう……

ロボットの後ろにも展示があるのですが、背を向けると襲われそうで怖くてビクビクしながら見てきました。